日本初!学生インプロ団体劇団しおむすび訪問

劇団しおむすび主宰 忍翔(おしょう)さんにインタビュー


劇団しおむすび:忍翔さん※以下忍

        小玉高さん※以下高

Apatite(インタビュアー):押久保翔也

記念すべき第一回Apatite団体訪問は

学生団体劇団しおむすびさんです。

日本初学生の即興演劇の劇団で、今まで多くのインプロショー(即興劇)を公演してきました。

今回は主宰である忍翔さんにインタビューしました!(メンバーの小玉高さんも一緒です)

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ー本当にいきなりですけど、即興演劇の楽しさとはなんですか?

忍:楽しさ?あーいきなりですね笑 

多分、あとで(稽古で)見るとは思うんですけど、その場で作っていく楽しさですね。僕が即興にあって脚本にない楽しさっていうのが何かって考えたときに、失敗っていうのが即興では起こりうるじゃないですか。

—そうですね

忍:まあ失敗ていうか想定外というか…、台本だったら間違いなく正解っていうのがあって、それにあわせて稽古するのが目的だけど、即興っていうのはその場で生まれたものが全てで、その場で生まれたものをどう使っていくので、想定していたとかものから外れてしまったときに、想定していたものに修正するんじゃなくて、それでもう言ってしまったからそこから先に進めていく面白さ。

—その劇のクオリティよりもその場その場の失敗を使っていくほうが楽しいって感じですか?

忍:そうだね。即興だとお客さんに作っていくプロセスも見せていくから、だからもうほんとにお客さんと作っている感じ。お客さんが「こうなるのか!」みたいな反応をしてくれるとやっているこっちも「次どうしよう!」って思って一緒に冒険している感じ。最近流行りの体験型アトラクションに似ている感じがする。

—僕も喜田光一プロデュース(しおむすびメンバー主催の即興劇)見たんですけど、ほんとに台本がなくて次どうなるのかとか考えて面白かったです。

忍:そうなんです。ほんとに台本ないんですよ笑 ないからこそ面白いなって思えて、だからこそミラクルが起きたり、とんでもないことが起きたりするから楽しい。

—演劇ってよりも即興のが楽しいんですね?

忍:そうですね。即興であることに意味がある。

高:実際、忍翔のツイッターだったりブログに脚本芝居と即興の違いについて書いてあるものがありますよね?

忍:あー…。「しばいのまち」っていう演劇サイトがあってそこでコラムを連載させてもらっていて、そこで即興演劇をやる人と脚本芝居をやる人との違いってなんだろうみたいなことを書かせてもらっていて…。

高:でも忍翔ってすごい文章力あるし、実際俺の知り合いも忍翔の記事みてこういった見方もあるんだなって感心してたよ。

忍:結構、色々なひとが書いてるんだよね。なんか話ずれちゃったな笑

—あとで記事に「しばいのまち」のURL貼っておきますね笑

しばいのまち

では次の質問です。劇団しおむすびの立ち上げた経緯を教えて下さい。

忍:立ち上げたのは20歳のときで、まあ大学にも慣れてきて演劇もやってたんですけどそのくらいの歳って人生に哲学しちゃうじゃないですか笑。

俺の人生このままでいいのかなとか、自分の進路大丈夫かなとか色々考えてたんですよ笑。

それでもともと予備校の先生になりたくて、数学好きだったんで数学科に入ったんですけど、思っていたのと全然違くて、

同時に芝居も、やっていてもっといい芝居の仕方できないかなとかとりあえず自分のやっていることに模索していて、たくさん本読んでたんですよ。演劇についての本とかそれこそ哲学についての本とか笑。 

その中で「即興し始めたニッポン人」っていうインプロの本を見つけて、その著者が今井純さんって方なんですけど、その人の本を読んだときに、「あ、これだ!」って思って。自分が理想としていた演劇の世界ができあがっていて、すでに体系化されてたことにすごい感動してすぐに今井純さんのワークショップに行って、それからインプロ学び始めて、半年くらい学んだときに、これ自分で舞台やらないとわからないなと思ったときに後輩誘って、小屋借りて稽古してたりしたのが劇団しおむすびの始まりです。


ーそれが初期メンバーですか?

忍:初期メンバーというか、そのときは後輩集めて結構何も決めずにやってて、それこそりん(喜田光一)とかもその中の一人だったんだけど、次第に「劇団しおむすびっていう日本初の学生のインプロ団体がある」っていうのが知れ渡っていって、これは長く運営していきたいなって思ったときに、初期メンバーたちが大学卒業するのと同時に新しいメンバー入れようってなって、それで卒業生達を1期生として、新しいメンバーを2期生とすることにしまして、二年制にしました。その体制ができたのが2015年の4月ですね。

ー二年制と言いますと?

忍:つまり「二年間やって卒業します」っていう。1年毎に新メンバーを迎えることにしていて、今は2期生と3期生が団体にいる状態です(2017年4月現在は3期生2年目と4期生1年目)。この体制になるまではダラダラやってました笑

ー公演は普通にやっていたのですか?

忍:そうですね気まぐれに笑。今でこそ定期公演とかあるんですけど、本当にここ最近ですね。

ーありがとう御座います。今の話で二年制だと言っていましたが、メンバー卒業後はどうしているのですか?

忍:1期生に関しては、二人ほど劇団に残って、それがりんともう一人いたんですけど、そのもう一人の方は脚本ありのちゃんとした劇団に入って、最初は兼任してたんですけど、そっちの劇団の方でちゃんとやりたいということで、抜けて今はりんだけなんだけど。

でも俺のスタンスとしては自分の好きなことやればって感じで、どうしても劇団しおむすびに残って欲しいって言うのはないかな。

基本的に自分の夢に向かってがんばってほしいし、その夢に少しでも劇団しおむすびが役に立てればと思っているかな。拘束力はない笑。

ー劇団しおむすびってすごくユニークだなと思ったんですけど、名前に由来はあるんですか?

忍:かっこいい由来とガチな由来があるんだけど笑

ー2つあるんですか?笑 じゃあ2つとも聞きたいです

忍:かっこいい方は、しおむすびの「しお(塩)」って音読みで「えん」って読めるじゃないですか。それで「えんむすび」になるんですよね。それで人とのつながりでできあがっているってかんじで。俺、演劇あんまり好きじゃないんだけど人はすごく好きなんですよ笑。

ーなんか衝撃的な発言が!笑

忍:だからこそ、人との関わりで生まれていく即興演劇に魅力感じてるんですよね。あとはしおむすびってそんなに装飾しないじゃないですか。お米に塩かけて握っただけですごく素材の味があるじゃないですか。そのメンバーそれぞれが持っている素材(個性)を活かしたいって思っていて、それが自分の即興演劇での指導方針でもあって、しおむすびになりました。

で、ガチな理由なんですけど、さっきのはぶっちゃけ後付で、大学でサークルの先輩と飲んでいてセブンのしおむすび食べていて、それを覚えていてしおむすびいいんじゃない?ってなったのが始まりです笑。

しかもそのサークルの名前がイサム堂ってなまえで数字で書くと「136」じゃないですか。でその間の数字を取ると「245」なんですよ。2と4と5をかけ合わせると「40」になりますよね。

あ、「しお」じゃん!って思って笑これはもうこれしかない!確信に変わった瞬間でこの時はもうしおむすびをやる運命だったんだとおもいましたね笑

ーすごいですね笑。数学専攻ならではって感じですね。

忍:なんかそんなことをボヤぁって考えてたんですね笑

ーどちらも素敵な理由ですね!

高:知らんかったわ〜笑

ーしおむすびに対してだったり、運営するにあたってだったり一番努力していることはなんですか?

忍:指導の面では、その人それぞれが持っているものをなるべく活かしていくことを意識していますね。

ーなるほど。素材の味活かすってことですね。

忍:プロのインプロの人たちを見てると、理想のインプロなどができてきたりするんですよ。でもそれを目指すんじゃなくて、この子達にしかできないこと、できないインプロを育てていきたいですね。そこ一番努力していますね。

最終的にほとんどの子が2年で卒業するじゃないですか。せっかくインプロで自分を表現するってことをやったのに、型にはまっていただけだったら、もったいないなって思うんですよ。

ー演劇っていうよりかは、その後のみんなの人生に役立つようにしたいってことですか?

忍:そうだね。その後の人生のが長いわけですし。このチームだから輝けるとか、演劇でしか輝けないんじゃ意味ないと思うんです。やっぱりどこにいってもみんなに輝けるようになって欲しい。

結果的にしおむすびに残る選択をするなら、それは歓迎するし。

ーメンバーの育成と言うか、メンバーの手助けをすることに一番努力しているんですね。

忍:・・・感動するでしょ?笑

高:うん笑笑

  でもそういうところに共感して俺社会人だけど入団したし、まあ長くなるから個人のインタビューでまた話すけど笑

ー取材しながらもとても勉強になります笑

今後、チャレンジしていきたいことはなんですか?

忍:それって、劇団しおむすびとして答えますか、それとも僕としてですか?

ーどちらもお願いします。

忍:しおむすびでチャレンジしたいことは、まぁ最終的には僕がいなくてもやっていける団体にしたいんで、下の子達の判断ですけど、ボク個人の意見としては、他団体との関わりを持ちたいです。学生の演劇祭とかあって何回か呼ばれてはいたんですけど、なかなかスケジュールが合わなくて出れなかったんですよ。

インプロを演劇祭に出店したり、フェスティバルに出てみたい。

ー団体活動で一番大事なことってなんだと思いますか?

また団体活動とはなんだと思いますか?

忍:団体活動してる身でいうのもなんですけど、俺あんまり団体活動好きじゃないんですよね笑。

組織の一員としていたくないから、だから団体を立ち上げたんだと思う笑

結局は各々が自立するのがいいと思う。僕が理想とする団体は「ルパン一味」で、

あれみんなそれぞれが強いじゃないですか。でも必要なときに5人集まるじゃないですか・・・・。ん?5人じゃないや、銭形も入っちゃった笑。

4人が単独で活動できるじゃないですか。だから、このメンバーだからできないとか、この人数じゃなきゃできないとかじゃなくて、どんな状態でも活動できる団体が理想。各々が独立していてなおかつ貢献し合えば、勝手に理想の団体になって行くと思いますよ。自立と貢献ですね。

ー団体として染まらないってことなんですね。

忍:そうですね。具はなんでもいいんですよ。こいつは梅、こいつはしゃけみたいにね。

ーなるほど。では最後の質問です。ズバリ好きなおにぎりは?

全員:すげーの来たな笑笑

忍:おー、、しおむすびって答えたいところだけどね、俺いくら好きなんだよなー。

コンビニにあると取っちゃうんですよね…。好きなおにぎりは「いくら」で笑

魚卵が好きなんだよな・・・。

高:なら今度築地行こうよ。

忍:いいけど笑

高:よっしゃー約束な笑

…謎の約束が成立。

ーでは、長くなりましたが、最後に一言お願いします。

忍:最後に一言かぁ。ありがとうございました!

高:ほんとに一言だな笑

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取材を終えて…

今回が僕らの初めての取材。

とても協力的に取材に応じてくださり、とても感謝です。

取材しながら僕も団体として、一人の人間として学ぶことがたくさんありました。本当に勉強になる取材でした。

今後の劇団しおむすびの公演が楽しみです!

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劇団しおむすびHP

Apatite

地下アイドルライブの運営や企業の取材など自分たちの好きなことをワガママに企画し行動する。 考える力を養い、プロデュース力を鍛える学生中心の団体。

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